母を鍋で煮て消毒!?
小4授業の「ごんぎつね」
母の葬儀の日
鍋の中で煮えているものは何でしょう
クラスの半数が
「母の死体を煮る」と真剣に答えた…
私が記憶している
「ごんぎつね」は
そんな話ではなかったはず…
「ごんぎつね」は
新美南吉が
18歳のときに書いた児童文学✒
「ごんぎつね」
悪ふざけが大好きな
狐の「ごん」🦊と
病気の母と暮らす
兵十(ヒョウジュウ)のお話
兵十は
病気の母のために
魚や鰻を獲っていた🐟
それを逃しては、ふざけていた「ごん」
後に兵十の家で
葬儀が行われているのを見た「ごん」は
悪ふざけを反省し、改心するが
兵十に、銃で撃たれてしまう🔫
撃った兵十も勘違いに気づき
その場に立ち尽くす…
そう、
悲しいお話じゃ
「葬儀の鍋は、参列者への食事の用意」
常識的に読めば
こういう回答になるはずなのに
これを
イマドキの子の「誤読」で
終わらせていいのだろうか
教育現場で何が起きているのか
教育課題校
名門校
フリースクール等
様々な施設でのインタビューを含めた
渾身のルポタージュを紹介します📖
それでは
本の紹介に入ります📖
ルポ 誰が国語力を殺すのか
- タイトル 「ルポ 誰が国語力を殺すのか」
- 発行 2022年7月20日
- 著者 石井 光太
- 発行所 株式会社文藝春秋
- 全329ページ
筆者は1977年生まれの作家
国内外の貧困等をテーマに
取材をしておるんじゃ
国語力の差は
貧困の差に繋がるのかしら…
この本から分かること
誰が、どのように、国語力を殺したのか
これは「国語力」の本です📖
- 誰が
- どのようにして
- 「子ども達の国語力を殺したのか」
この3つが、分かりやすく書かれています
そもそも
国語力って何かしら…
そもそも「国語力」とは何か
第一章では、この問題を掘り下げます
ごんぎつねの例で分かるように
「読めない」子どもは増加しています📈
それと同時に
「話せない」子どもも増加しているのです📈
読む、話すは…
「国語」ね
感情表現の言葉を持たない子どもは
ヤバい、エグい、ウザい
こういった言葉で伝えようとします
誤解を招きやすく
トラブルが耐えない理由です💥
「ヤバい」は
褒めておるのか…?
さあ、「国語力」について
考えてみませんか📖
次は、
おすすめしたい理由です
おすすめしたい理由
自己責任論では日本は滅びる
自分の気持ちをうまく話せないのは
子ども達の「自己責任」ですか❓
答えは「NO」です🙅
- 不登校になる理由
- 友達をいじめる理由
- 親に暴力を振るう理由
「ムカついたから」
この言葉で片付けているのではなく
この言葉しか知らないのだとしたら?
クラスの中でできる「グループ」は
語彙力の差とも言われ、
語彙力の少ないグループは
粗雑で声が大きく乱暴な子が目立つ💥
言葉ではなく
態度でしか注目を集められないのです
日本は、識字率99%
読めるし書けるけれど
表現力の差が友達を分けているのが現実💔
- 感じる力
- 想像する力
- 表現する力
この力を育てていかなければ
日本語は消えてしまいます🗾
この本から、
3つの力の育て方を
学んで欲しいんじゃ
次は
文学作品に対する疑問に
答えます
なぜ文学作品を読む必要があるのか
文学作品とは
言語表現による芸術作品のこと
(引用:Weblio辞書)
夏目漱石「こころ」
太宰治「人間失格」
川端康成「雪国」などです📖
本書によれば
ゆとり教育で国語の教科書から消えたのは
文学作品だったとのこと
文学作品には
難しいものも多いわね💦
そう、大人が読んでも
難しいと感じる文学作品もあります😐
でも思い出してください💭
家の本棚に、「ちょっと難しい本」
ありませんでしたか?
「ちょっと難しい本」は
新しいことを吸収する読書です📚
「ちょっと難しい本」を読まなくなった結果
子ども達から国語力が奪われたのです🍂
文学作品には
学ぶべきことが多いんじゃ
気持ち、背景、情緒
これらを学べるのね
本棚のない家の子は
「読書は習慣」です📕
家庭に本棚があり
親が読書する姿を見ながら育てば
自然と本を読む子になります📗
たった1ページからでも
読書のある世界が始まるのです🌎
「全く本棚のない家の子に
学校から本を持ち帰らせても
ほぼ100%、読まない」
これは、
教員の言葉じゃ
「読書をしないことで
失われているものはなにか」
ぜひ、本書から学びましょう!
次は
ゆとり教育に触れます
ゆとり教育の裏側で
官僚エリートが決めたゆとり教育
ゆとり教育とは
「2002年〜約10年間実施された教育制度」
授業時間の大幅削減や
絶対評価の取り入れが行われました💁
ゆとり教育を決めたのは
誰…?
「国語の授業を減らしても
本は家で読むでしょ?👔」
「じゃあ、削りましょう👓」
そう、経済絶頂期に
エリート街道をひた走った文科省の人には
家庭に読書習慣がないことが
理解できなかったのです🙅
ゆとり教育の裏側で
国語力が失われたんじゃな
次は、
SNSと国語力を考えます
たびたびSNSが炎上する訳
感情から言葉までのフィルター数
ツイッターは140文字制限🐦
そう、
SNSには文字数制限があります
また、文字数が多すぎると
読まれにくくなるので
どうしても短文になりがち✂
瞬間的に頭に浮かんだ事を
ストレートに発信する💨
文章ではなく、
ぶつ切りの単語で伝える
これは、
コミュニケーションではなく
「感情の吐き出し」です👤💬
SNSが悪いわけではありません🙅
SNSが
コミュニケーションツールになっているから
トラブルが発生するのです🔥
短文できちんと伝えるのは
とても難しいことなんじゃ
感情が
理性というフィルターにかけられないまま発信されることが、トラブル多発の要因です💥
発信までのフィルターが
少なすぎるのです😞
国語力は発信力です
感情を正しく伝えることは
トラブル回避に必須です🙆
「渾身のルポ」
ぜひ読んでみてください
今日はここまで
読んだ本で心は作られる
「今日はここまで」です
笑顔で一日が終われますように✨
読んでいただきありがとうございました😄