自然に死ぬのは難しい???
人は、いつか必ず死にます☠
老人も子どもも
お金持ちも医者も
もちろん、私も
生きている限り、
死は当たり前に訪れるもの
「致死率100%」です
その中で
不自然な死が多いのも
事実です
イギリス人法医学者が見てきた
様々な死と人生👨⚕
2万3000人の検死・解剖に携わった
筆者の自伝とも言える
「不自然な死因」の紹介です📖
本の紹介の前に
豆知識を読んでおこう
知っているようで
知らない事かもしれませんよ
豆知識:病理学・法医学とは
病理学とは
病理解剖とは
死体解剖保存法に基づき、
臨床医の依頼で
遺族の承諾を得て行われる「解剖」です
治療の効果、直接の死因等、
疾患に関する解明が目的です
病気で亡くなった人が対象よ
次は法医学の説明じゃ
法医学とは
法医解剖とは
- 司法解剖 刑事訴訟法に基づき、
鑑定を嘱託されて行う解剖 - 行政解剖 死体解剖保存法に基づき、
監察医が行う解剖
司法解剖とは
犯罪もしくはその疑いがある場合じゃ
死因、死後経過時間等の解明等が目的とされておるぞ
行政解剖とは
犯罪と関係のない死因の解明が目的よ
自殺、災害、伝染病等ね
病理学と法医学の知識の次は
本の紹介じゃ📖
この本をひと言で
「死を知る一冊」
ミステリー小説を超える
ノンフィクション
犯罪・事故・事件
自殺に見える他殺
他殺に見える自殺
老衰に見える毒物事件…☠
実際の犯罪や事故によるご遺体と
真摯に向き合う筆者👨⚕
読み終わるころには
あなたも色んな「死」に
向き合うことでしょう
各臓器がそれぞれのペースで停止していくように、死はプロセスである
「不自然な死因」より
死を知ることは
生を知ることに繋がります
当たり前のように
明日も生きていると思っていませんか?
「死」を忘れて過ごしていませんか?
「死」は「生」と隣り合わせです
世の中には
悲惨な事件や事故が多いけれど
自分は自然な死を迎えられるはず
私もそう思っていました
この本を読むまでは…
次は本書から
3つの事故・事件を紹介するぞ
不自然な死因 3選
9.11 アメリカ同時多発テロ事件
- 2001(平成13)年 9月11日
- アメリカ マンハッタン州🇺🇸
- 実行犯を含む、約2,700人以上死亡
世界中を震撼させた
アメリカ同時多発テロ事件✈
イスラム過激派テロ組織が
アメリカ旅客機をハイジャックし
マンハッタンの
ワールドトレードセンターに
突入しました🏢
英国人の最終的な死者数は
67人に上りました😔
空港からロンドンまで車列を作り
一つ一つの棺を
英国旗で飾ってはどうかという政治家🇬🇧
体全体が残っている人が
どれだけいるのかも把握していない発言に
筆者はなんと言い返したのでしょう👤
テロ事件翌月の10月
米国はアフガニスタンに
侵攻したんじゃ
日本では小泉政権がスタートし
愛子さまがお生まれになりました
ダイアナ元妃 交通事故死
- 1997(平成9)年 8月31日
- フランス パリ🇫🇷
- 3名死亡
ダイアナ元妃と恋人のドディ
運転手とボディーガードの4人が乗った
メルセデスベンツ🏎
追跡してきたマスコミの車をまこうと
猛スピードで走行し
トンネル内中央分離帯に激突💥
運転手と、
その後部座席のドディは即死
ダイアナ元妃は
搬送先の病院で死亡が確認されました🏥
助手席のボディーガードは
唯一の生存者です
ダイアナ元妃の死因とは何なのか
ぜひ本書でご確認ください📖
ダイアナさんは1961年生まれ
ご無事であったなら
2022年には61歳
本当に若くして
亡くなられてしまったんじゃな
日本ではこの年
山一證券が自主廃業しました
マーショネス号 転覆沈没事故
- 1989(平成元)年 8月20日
- イギリス ロンドン テムズ川🇬🇧
- 乗客132名のうち 死者51名
クルーズ船マーショネス号と
浚渫船が衝突した事故です🛳
浚渫(しゅんせつ)船とは
港や川の土砂などを
取り去る作業をする船じゃ
沈没当時 、船では
26歳・銀行員男性の
誕生日パーティが開かれていました🎉
マスコミによる根拠のない情報拡散
目撃者の情報が交錯し
いまだに謎が多い事故とされています
この水難事故をもとにして
2006年に「ボトム・ダウン」という映画が
発表されました🎬
1989年
ドイツではベルリンの壁が崩壊しました
次は、
3つの視点の紹介じゃ
この本を読むと変わる「視点」3選
法医学者と遺族
先程述べた
マーショネス号転覆沈没事故で
遺体と対面できないと言われた遺族🛳
理由は以下のようなもの⬇
- 腐敗が激しい🙅
- 人間の姿をしていない🙅
だが実際の理由は
数年後に発覚🌀
指紋採取のために切断した両手が
戻っていなかった遺体があるとのこと😱
遺族の怒りの矛先は
担当の法病理学者へ向かいます🔥
そう、筆者です👨⚕
遺族の怒りは筆者の心を
深く傷つけ疲弊させていきます…
遺族の視点と
法医学者の視点についての
お話でした
法医学者と弁護士
法定での小さな言い間違いを
勅撰弁護士に執拗に何度も責められ
「一体誰が裁判にかけられているのか?」
とまで思うようになった筆者
鑑定結果に疑いをかけ
陪審員の情を誘う弁護士とのやり取りは
筆者の心を傷つけ
疲弊させていきます…
弁護士の視点と
法医学者の視点
敵対するのは正しいのか…
死亡推定時刻
刑事:「で、正確には何時に死んだの?」
筆者:「断定は…できません…」
死亡推定時刻を正確に突き止めるなんて
至難の業だ、と筆者は言います👨⚕
テレビの刑事ドラマの影響で
正確に割り出せると思っていた私
あれは
テレビドラマの演出だったんですね💦
今夜見るドラマの視点が
変わりそうね
この本について
- 著者 リチャード・シェパード
- 発売年 2022年4月14日
- 発売元 大和書房
- 定価 2,970円(本体2,700円+税)
- 全496ページ
筆者は
ロンドン生まれの法病理学者さんよ
大和書房は
本作りの基本理念として
「人生いかに生きるべきか」
を掲げておるぞ
法医学の今後 増えていく死因
筆者は今後
次のような死因が増えていくだろうと
予想しています👆
- 「老人施設での過失死」
- 「薬物の過剰摂取による死」
- 「拘留中の死」
超高齢化時代の到来👴👵
一時的な高揚感を求める
市販薬の過剰摂取💊
すでにニュースで
取り上げられていることです📺
これらの死因が増加する要素は
十分あると言わざるを得ません
「死」を知ることで、「生」が変わる
「不自然な死因」を読むことは
いつか来たる「死」を
考えるきっかけになることでしょう
様々な死を知って
明日からの生き方を考えよう
今日はここまで
筆者は心的ストレスから
いっとき仕事を離れます😞
その後現場に復帰しますが
その経緯はとても人間的で
優しい気持ちになります🍀
たくさんの死と向き合った筆者は
「死が教えてくれるもの」は
「人生の小さな喜び」と言います
死を意識して生きることで
あなたの未来が変わるかもしれませんよ👌
読んだ本で心は作られる
「今日はここまで」です
笑顔で一日が終われますように✨
読んでいただきありがとうございました😄